理系大学生が研究概要でやりがちなミスとは?
大半の人が書き方を間違っています!
皆さん、こんにちは。ペトです。
今回は理系大学生向けにエントリーシートの『研究概要』の書き方をまとめます。
ペトは理系大学院卒ですので、かなり専門的な研究をやっていました。
専門性が高い人ほどESであるミスを犯してしまします。
1. ESの研究概要の位置づけ
研究概要に限らず、すべての設問に言えることですが、聞きたいことの数だけ設問を企業が用意しているので、
複数の設問で同じような能力ばかりアピールをすると非常にもったいないです。
例えば、下記のような考え方でESは作られています。
ESを作った担当の頭の中です。
でも設問数は3つって決められてるし、聞けなかったところは自由記述で出してもらうかな。
こんな感じで出してみよう!
設問1:A
設問2:B
設問3:C、D
自由記述:E
設問1でA、設問2でBが聞き出せるような質問にして、設問3は設問1と2を踏まえてCとDの能力を聞き出そう。
Eについては、設問に入りきらないから自由記述で書いてもらおう!
C、Dでは、単純に能力を問われる場合やA/Bの能力を踏まえてどのように会社に貢献できるかを問われる場合もあります。
大事なのは、いかに色々な能力をアピールできるかです。
点数が加算されていくイメージを持っておくといいかもしれません。
同じ能力を複数の設問でアピールしても加算されないというのがポイントです。
『研究概要』でも本当に研究の概要だけ書くのではなく、自分が工夫した点や自分だからできたことなど、何かの能力をアピールする文章にしなくてはなりません。
2. 研究概要に書くべきこと
研究概要に書くべき内容としては、以下が挙げられます。
(研究概要の構成は『4. 研究概要の書き方』で紹介します)
- 研究を進める上で課題に行き詰ったときにどういう工夫で打開したか
- 研究テーマはどういう視点・目的で決めたか
- 研究をチームで行なっていた場合は、どのようにチームワークを高めたか
これらのうちどれか1つを選択して、自分の能力をアピールする文章を書きます。
ほとんどの人が一度は行き詰ると思いますので、行き詰ったときの打開方法が書きやすいです。
打開した経験のある人は些細なことでもいいので、当時のことをよく思い出してみましょう。
例えば、
友人と雑談中に打開策が出た場合は、「同僚と議論を重ねる中で課題の要因を深堀りした結果打開できた」でよいと思いますし、
私は「行き詰ったら原理・原則に立ち返って問題の本質は何なのか考えた結果打開できた」のように書きます。
自分の能力をアピールすることを忘れないようにしましょう。
3. 研究概要でのNG事項
研究概要で一番やってはいけないのは、専門用語を乱発しながら文字通り研究概要を書いてしまうことです。
人事は専門用語を見ても理解できません。
専門的なことを書きたいのならば、子供でも分かるレベルで言葉を言い換えなくてはなりませんし、
そもそもESで詳しい研究概要は求められていません。
ペトも最初は学会論文のアブストラクト(要約)をそのままESに書いていました。(絶対アカン!!)
おそらく同じことを考えていた人もいるはずです。
ラクしようとして論文をコピペした時点で、その企業は落ちると思いましょう。
4. 研究概要の書き方
研究概要の構成は下記のアウトラインに従うのがいいと思います。
- 背景・現状(できる限り簡潔に。1文ずつ)
- 目標・理想
- 目標に到達するための課題
- 課題に対してどのようなアプローチをしたか(しっかりと書く)
- 結果どうなったか
- 研究や研究への姿勢はどのように会社に貢献できるか(しっかりと書く)
4番と6番が最も重要です。
会社はその人にどのような能力があるか、それは会社にどういうメリットをもたらすかを見ようとしています。
制限文字数が少ない場合には1番と2番はまとめても構いません。
5. まとめ
研究に詳しくなればなるほど専門用語を使って専門性を出そうとしがちですが、相手は教授ではありません。
せっかくアピールしたのに伝わらなかったということがないように、紹介したアウトラインに従って自分の能力・人柄をアピールしましょう。
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